幼い子どもの育児で、新米ママに大きな壁となって立ちはだかるもののひとつがトイレトレーニングです。

紙オムツが主流となった今、オムツが外れる年齢はだんだん遅くなっており、オムツがとれないままで幼稚園に入園する子どもも少なくありません。

一般的に2歳頃から始まるトイレトレーニングですが、男女差や個人差で早く終わる子もいれば、長引く子もいます。

終わらないトイレトレーニングにノイローゼ気味になるお母さんも出てきます。

でも、実際は、昼間のおもらしは克服しても、「夜だけはオムツ!」というおねしょ組の男の子は幼稚園にゴロゴロいます。

幼稚園の間のおねしょは、それほど深刻にならなくてもよさそうです。

ただ、このおねしょ、ある一定の年齢まで続くと病気の心配が出てきます。

「夜尿症」といわれる病気です。

5歳くらいまでは、昼間のおもらしがないなら、おねしょという認識で様子を見てもかまいませんが、6歳を過ぎて小学校に入学するころまで週に1度以上おねしょが続くようであれば、専門家の受診をおすすめします。

夜尿症はほおっておいても、多くは小学校を卒業する頃までには自然に治っていきますが、なかには中学生になる頃まで続いたり、大人になっても治らないなどというケースも見られます。

小学生になると、幼児の頃に比べて、おねしょをすることでプライドが傷ついたり、自分に自信を持てなくなるなど、発育上の影響も考えられるので、小学校に上がる前後のタイミングで「夜尿症」の治療に親子で意識を向ける必要が出てきます。

現在、病院で行われている治療としては、おねしょを減らすための生活指導のほか、睡眠中にトイレでの排尿を促すアラーム療法、膀胱に働きかける薬物療法などがあります。

いずれも治癒までには個人差がありますが、放置するより積極的に治療した方が、治癒までの時間が短くなるというデータもあります。

夜尿症は、親の育て方や子どもの性質にはまったく関係のない病気で、親や子ども自身の努力でどうになるものではありません。

けれど確かなことは、必ず治るということです。

基本的には、お母さんが焦らずおおらかな気持ちで見守り、子どもが安心して治療にのぞめるよう手助けすることが大切です。

Comments are closed.